「自分が成長できる職場か」自分ととことん向き合い、転職を重ねてわかったこと

こんにちは、DHchangeライターのミホです。今回は歯科医院で歯科衛生士を経験したのち歯科関連企業に転職し、その後人材派遣会社へ転職、現在は歯科に関連のあるIT企業に勤めるまりちゃんにお話を伺いました。

※写真はイメージです

お名前:まりちゃん(38)
現在のお仕事:IT企業にてポータルサイトの企画・運営
職歴:歯科衛生士として歯科医院に6年間勤務し(3年で歯科医院を変更)、その後歯科機械のメーカーへ転職。2年間勤務したのち再び歯科衛生士として歯科医院に復帰した。3年間勤務したのち、歯科とは関係のない人材派遣会社に転職し2年間勤務。その後ホームページ制作会社に1年間勤務し、現在に至る。
目次

「歯科から離れたい」という気持ちが転職のきっかけ

何度も転職し、歯科衛生士のみならずたくさんの仕事を経験してきたまりちゃん。第一歩を踏み出すのにも勇気が出ない人が多い中、どのようなきっかけで転職を始めたのか伺いました。

ミホ:いまの仕事を選んだきっかけ・理由はありますか?

まりちゃん:いまの仕事を選んだ理由は、前職で得たweb知識を仕事で活かしたいと思ったからです。それから、ライティングの技術もつけたいという思いがありました。歯科(臨床)から離れたいという気持ちもありましたね

ライティングとは?
文章を書くこと。これを仕事にしている人のことをライターという。
参考 コトバンク

ミホ:そうなんですね。いつ頃から歯科衛生士をやめようと思いましたか?

まりちゃん:何年も臨床で歯科衛生士をしているうちに、徐々にです。

歯周病の初期治療やメンテナンス、オペアシスタントなど、一通りの歯科衛生士業務ができるようになって・・・これ以上はいいかな、とやりきった感がありました。ここまでくると毎日が同じことの繰り返しで、段々歯に対する興味もなくなり、上を目指そうと思えなくなっていきました

当時は生活のためと思って、割り切って働いていた気がします。

ミホ:そうだったんですね。まりちゃんのように歯科衛生士からの転職をしたくても、その第一歩を踏み出せない方は多いと思います。歯科衛生士という職業から転職するとき、不安は感じませんでしたか?

まりちゃん:私は感じませんでした。

ミホ:なるほど。いまの仕事はどうやって見つけましたか?

まりちゃん:転職サイトで見つけました。

ミホ:いまの仕事以外に検討していた会社や仕事があれば教えてください。

まりちゃん:webの制作会社も検討していました。ただ、いまの職場は代表の方から直々にお誘いいただいて。熱意を感じたので選びましたね。

いまの会社の決め手は「自分が成長できるかどうか」

※写真はイメージです

歯科衛生士としてはもちろんのこと、さまざまな企業で経験を積んだまりちゃん。たくさんの職場を見てきたからこその、会社の選び方を伺いました。

ミホ:さまざまな会社・仕事を経験されていますが、いまの仕事を選ぶときに最も重要視したことは何ですか?

まりちゃん自分が成長できるかどうかです。前の職場では、仕事をこなす中で自分の価値というか、自分が本当に必要とされているのかわからなかったんですよね。

それに対していまの職場は、webの知識をたくさん学べそうだし、自分自身が成長できそうと思いました。

ミホ:そうなんですね。いまの仕事で喜びや、やりがいを感じるのはどのような時ですか?

まりちゃん:自分の書いた記事が評価されたり、自分が考案した企画が通ったときですね。

あとはお昼休憩の時間も自分のタイミングで取って良いのもありがたいです。歯科衛生士の頃のように、患者さんが来るからと急いだり休憩時間を削ったりする必要はありません。

ミホ:逆にいまの仕事にきつかったり、つらいと感じるのはどのような時ですか?

まりちゃん:業務には納期があって、納期が近いときはきついときもあります。そんな状況でも突然他の仕事がふってきたり、忙しいときは22時まで残業したりすることもあります。

上手くやりくりして納期に間に合えばいいんですけどね。仕事に対する責任は感じます。

ミホ:なるほど。いまの仕事をする上で身につけたスキルはありますか?

まりちゃん:webの会社で働くにあたって、パソコン教室に通いましたね。歯科医院で歯科衛生士として勤務しながら通いました

ライティングについてはいろんな本を読みました。本を読むのはもともと好きだったので、苦労はしませんでしたね。おかげで自分の中に引き出しがたくさんできました。

ミホ:努力されていて素晴らしいです!歯科衛生士としての計9年間の経験は、いまの仕事に活きていますか?

まりちゃん:経験が活きているというよりは、歯科衛生士のときと同じだなと感じたことがあって。正しい情報を発信するにはそれなりのエビデンス(裏どり)が必要だということです。

患者さんに指導をするときと同じですよね。自分の知識だけで患者さんに指導しても、その情報が間違っていれば患者さんが損をします。あいまいな情報を発信しないようにしたり、情報を発信するときはしっかり調べたり本を読んだり。そういった点ではいまの仕事も共通していると思います。

たくさん経験して気づいた本当にやりたい仕事

※写真はイメージです

ミホ:いまの仕事を選んで良かったと思うことはありますか?

まりちゃん:あります。やはり一番は、視野が広がったことですかね。歯科医院のような小さな社会だと関わる人も限られていましたが、会社に入って視野が広がりました。

それから時事ネタやニュース・世の中の流れも、多くの人と関わることでわかるようになりました。歯科医院にいる間は知る機会があまりなく、社会から孤立しているような気もしましたね

待遇面では福利厚生がしっかりしていたり、有給が取りやすかったりするのも選んで良かったと感じる面です。昇給も自分の功績で決まります。結果を出せば昇給しますが、出せなければ昇給できません。

ミホ:そうなんですね!今後やりたいことや挑戦したいことがあれば教えてください。

まりちゃん:今後はweb制作について学びたいと思っていて、いま勉強中です!webのデザインが良くないと、せっかくライティング技術を持っていてもそもそも見てもらえない。そう感じてからweb制作に興味がわきました。写真や構成を学んで、もっと読んでもらえるような記事を増やしていきたいです。

今後は、美容関係のwebサイト制作をやってみたいと思っています。

ミホ:なるほど。5年後もいまの仕事を続けたいと思いますか?

まりちゃん:いま興味あるのがファッションや美容関係のweb制作なので、それに関連した会社に行けたらな〜と思っています。

ミホ:ありがとうございます。それでは最後に、歯科衛生士からの転職を考えている方に一言お願いします!

まりちゃん:私は最初、家でできることとしてライターになろうと思っていました。ランサーズやクラウドワークス等といったクラウドソーシングのサイトで仕事を見つけて、週に5000文字書く仕事を5ヶ月間続けました。

でもこれがとっても大変で。ライターというのは黙々と作業を続ける仕事で、楽で自由にできる仕事ではない、ということがわかりました。

当時はお金目的ではなくてライティング技術を学ぶためにやってはいましたが、やはりいまと同じくらいの給料をもらえることはありませんでしたね。

ライターになりたかったら、例えばランサーズやクラウドワークスで実際にお仕事をもらってライティングをしてみる、というように疑似体験をするのは大切だと思います。歯科衛生士から転職した先の仕事が自分に向いているかどうかはやってみないとわかりません

実際わたしは何十社も採用試験に落ちましたが、履歴書をたくさん書いたことで学び、いまのように働けています。自分から動いてみることが大切だと思います!

歯科衛生士はもちろんのこと、転職を重ねて多くの仕事を見てきたまりちゃん。1つの仕事、1つの職場に勤め上げるのは素晴らしいことですが、さまざまな仕事を見ないとできない経験もあります。まりちゃんは歯科衛生士として働くだけではわからなかった、多くのことを学ばれたようです。今回は本当にありがとうございました!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

目次
閉じる